2009年 04月 23日
![]() 1000円になって 交通量が大幅に増えている。 http://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/hq/h21/0423/pdfs/02.pdf 振り返ると その昔 賑わった 賃取り橋。 永久有料だが 皆が 気軽く負担でき、かつ納得してもらえる額。 難しいことは抜きにして、今日でも通じる きわめてわかりやすい、合理的な考え方だ。 ---------------------------------------------------- http://www.pref.shizuoka.jp/j-no1/m_houraibashi.htm ■蓬莱橋へのご案内■ 渡橋時間 8:30~17:00 (休日なし) 歩行者(大人) 100円 歩行者(小人:小学生以下) 10円 自転車 100円 1ヶ月定期券 800円 ---------------------------------------------------- そういえば 祖谷のカズラ橋も観光用の賃取り橋だ。 開通後50年を超えた 国道2号 関門国道トンネルも 今は 「軽100円、普通車150円」の永久有料、「賃取りトンネル」になった。 「改定の理由 関門トンネルは、昭和33年に開通、昭和48年に旧日本道路公団が維持管理有料道路の許可を受け、民営化以降も引き続き当社において事業を行っています。このたび、今後の「料金収入」と「維持及び修繕に要する費用」が見合うよう計画を見直す事業変更を行い、通行料金を改定することとしました」 http://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/hq/h18/0124/ 償還主義で30年が40、45年と伸びるだけでは 逃げ水のようになるだけ。 全国一律のプール制は たとえて言えば 中華料理の円卓のようで こっそり一人二人と人が円卓に加わっても 大勢に影響ないうちなら まだよいが、そのうち我も我もと円卓に溢れんばかりの人波になってしまう結果になってしまった。 東名、名神の利用者はから不平が出るのが当然だ。 道路。 必要な道路は造り、いかに有効に 使いやすい、使えるようなネットワークにしていくかべきか、あからさまな政治パーフォマンスや政争の具にせず 冷静に 適切に考えていくべきだ。 結局のところ、国民的な合意の元で 使いやすい賃取り価格を探る。 1000円とは将来に向けた 大きな社会実験だと思う。 ---------------------------------------------------- もとより 瀬戸内海に橋が3ルート架かった今日。 「道路」に関して多くの情報が飛び交い、目先の出来事に翻弄される日々。 だが45年前の原口忠次郎氏の下記の報告書の一文を読み返し、遠い将来を見通すことこそ 本当に大事なのだと思う次第だ。 「わたくしは、米国を訪れるたびに、金門橋を必ず見学することにしている。なぜならこの橋の技術的な興味とともに、サンフランシスコ湾の中心都市としてサンフランシスコ市が、生成発展していく様子に多大の関心を持っているからである。 (中略) この湾には、さきにのべた、金門橋、サンフランシスコ・オークランド ベイ橋、リッチモンド・サンラファエル橋などが7橋もかかり、これに結びつく、8車線から12車線のハイウェイーが四通八達している。この様に整備された道路網があればこそ、サンフランシスコ市の対岸にはオークランド、サンノゼ、アラメダ、バークレー、リッチモンドなどの市が、目白押しに並んで、中心市のサンフランシスコをしのぐばかりの いんしん をみせている。 ひるがえって、大阪湾には、現在対岸を結ぶ橋は一つもかかっていない。そのうえ、周囲の道路にいたっては、およそ、近代的というには、あまりにも程遠いありさまである。阪神間の都市の連たんとめざましい繁栄にひきかえ、対岸の、淡路、四国のまったく対照的な状態の原因はまさしくこの点にあると思う。 日米の道路水準の開きを、単純に両国の経済力の差に帰することは、当を得ていないであろう。なぜなら、ワトキンスの言葉をかりれば「良い道路のない場合は、われわれが必要とする道路の建設費以上に、経費をかけている場合が多い」からである。 そして 「良い道路のない場合」ことは、単に一地域、一都市だけの繁栄にかかわる問題ではなく、それに結びつき、交流する地域や都市にとっても、同じ重要さをもっているからである。」 [長径間つり橋に関する海外視察報告書] 1964 原口忠次郎著 東洋一の吊り橋 1000円 高速道路料金の引下げで 花見 名神高速道路 2009年大型連休の混雑 ■
[PR]
by shumiyama
| 2009-04-23 23:18
| 本四架橋
|
ファン申請 |
||
外部サイトRSS追加 |
||